トウホクサンショウウオ

和名

トウホクサンショウウオ

学名

Hynobius lichenatus

解説


東北地方の山地の森林にひっそりと暮らすトウホクサンショウウオ。彼らは、体の側面にある小さな溝が特徴的だ。これは、サンショウウオの仲間を見分ける大切なポイントになる。他のサンショウウオと比べて繁殖期が早く、まだ雪が残る早春に、水路や田んぼのわきに集まって卵を産む。その卵は、ゼリー状の袋に包まれ、まるで芸術作品のような姿をしている。その愛らしい見た目からは想像もつかない、力強い生命力が魅力的な生き物だ。