クサガメ

和名

クサガメ

学名

Mauremys reevesii

解説

甲羅に三本の隆起した筋が特徴のクサガメ。古くから日本に生息するカメで、水田や池、沼などで身近に見かける。幼い頃は可愛らしい緑色をしているが、成長すると黒っぽく変化する。特にオスは、完全に真っ黒になる個体が多く、これは**「黒化(こっか)」**と呼ばれる現象だ。ユニークなのは、興奮したり危険を感じたりすると、体から独特な臭いを出すこと。この臭いで敵から身を守るための知恵だ。