ヒガシヒダサンショウウオ

和名

ヒガシヒダサンショウウオ

学名

Hynobius fossigenus

解説


山地の冷たい渓流に生息するヒガシヒダサンショウウオ。その名の通り、日本の岐阜県飛騨地方をはじめ、東日本に広く分布する。彼らは、体の側面に走る小さな溝が特徴的。これは、「肋条(ろくじょう)」と呼ばれ、サンショウウオの仲間を見分ける大切なポイントになる。また、繁殖期には、メスが「卵のう」と呼ばれるゼリー状の袋に包まれた卵を産み、水路の石の下などに隠す。その愛らしい見た目からは想像もつかない、ひっそりと生きる姿が魅力的だ。