ケンプヒメウミガメ
- 和名
ケンプヒメウミガメ
- 学名
Lepidochelys kempii
- 解説
世界で最も希少なウミガメの一つ、ケンプヒメウミガメ。その名の通り、メキシコ湾を中心に生息する小型のウミガメだ。甲羅は丸く、灰色がかったオリーブ色をしている。彼らの最も特別な習性は、メスが一斉に上陸して産卵する「アリバダ」。数百から数千頭のメスが集まる光景は圧巻の一言だ。この集団産卵は、卵を大量に残すことで、天敵から身を守るための知恵だ。その小さな体からは想像もつかない、力強い生命力と集団行動が魅力的なカメだよ。