ガンガゼ

和名

ガンガゼ

学名

Diadema setosum

解説

長く鋭いトゲが、まるで針山のようになっているガンガゼ。そのトゲは有毒で、刺されると激しい痛みを感じる。彼らは日本の沿岸の岩場に広く生息するウニの仲間だ。最も面白い習性は、昼間は岩の隙間などに隠れ、夜になると活動を始める夜行性であること。その姿は夜の海に生きる神秘的な生き物だ。また、この長いトゲの間にゴンズイなどの稚魚が隠れて身を守る姿も観察される。その力強い生命力と、共存する知恵が魅力的なウニだよ。